「児童虐待の防止等に関する法律」についての出題例
【問題１】
次のA～Eの「児童虐待防止等に関する法律」に関
する説明のうち、正しいものの組合わせを、あとの
１～５のうちから１つ選びなさい。（宮城県）
A.
この法律において、児童とは18歳に満たない者をい
う。
B.
児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、
慎重に一定期間の観察を重ね、確かに児童虐待を受
けたと確信できた場合に限って、市町村や都道府県
の設置する福祉事務所若しくは警察に通告しなけれ
ばならない。
C.
児童虐待とは保護者（親権を行う者、未成年後見人
その他の者で、児童を現に監護するものをいう。）
がその監護する児童に直接向けられた暴力行為であ
り、著しい暴言又は著しく拒絶的な対応は児童虐待
の行為ではない。
D.
児童虐待に係る情報は、児童相談所・市町村におけ
る児童の安全確保、虐待への対応方針の判断等に必
要不可欠である一方、個人情報保護の観点から、医
療機関、児童福祉施設、学校等は児童虐待に係る情
報を提供することはできない。
E.
学校及び児童福祉施設は、児童及び保護者に対して、
児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなけれ
ばならない。
１．AとB
２．BとC
３．CとD
４．DとE
５．AとE
【問題２】
「児童虐待の防止等に関する法律」について、以下
の問いに答えなさい。（静岡県）
１）つぎの表は、「児童虐待の防止等に関する法律」
に基づいて児童虐待にあたる行為についてまとめた
ものである。空欄に入る語句を後のア～オから１つ
ずつ選びなさい。ただし、同じ記号には同じ語句が
入る。
〈虐待の分類〉身体的虐待
〈内容〉児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそ
れのある暴行を加えること。
〈虐待の分類〉性的虐待
〈内容〉児童にわいせつな行為をすること又は児童
をしてわいせつな行為をさせること。
〈虐待の分類〉ネグレクト
〈内容〉児童の心身の正常な発達を妨げるような著
しい減食または長時間の（ A ）、保護者以
外の同居人による前二号又は次号に掲げる
行為と同様の行為の（ A ）その他の保護者
としての監護を著しく怠ること。
〈虐待の分類〉心理的虐待
〈内容〉児童に対する著しい暴言又は著しく（ B ）
的な対応、児童が同居する家庭における配
偶者に対する暴力その他の児童に著しい心
理的外傷を与える言動を行うこと。
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ア．威嚇
イ．傍観
ウ．放置
エ．脅迫
オ．拒絶
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２）次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」
に基づいて児童虐待の対応についてまとめたもので
ある。空欄に入る語句を後のア～オから１つずつ選
びなさい。
・学校の教職員等は、児童虐待を発見しやすい立場
にあることを自覚し、児童虐待の（ C ）に努めなけ
ればならない。
ア．早期発見 イ．未然防止 ウ．再発防止
・児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、
速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉
事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市
町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは
（ D ）に通告しなければならない。
ア．教育委員会 イ．児童相談所 ウ．警察署
【問題３】
次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」の中
の児童虐待の早期発見を定めた条文の抜粋である。
空欄に入る語句の組合わせとして正しいものを、あ
との①～⑤のうちから１つ選びなさい。（京都市）
１．学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に
業務上関係のある団体及び学校の教職員、児童福祉
施設の職員、医師、歯科医師、保健師、助産師、看
護師、弁護士その他児童の福祉に（ ア ）のある者
は、児童虐待の早期発見に努めなければならない。
２．前項に規定する者は、児童虐待の予防その他の
児童虐待の防止並びに児童虐待を受けた児童の保護
及び自立の支援に関する国及び地方公共団体の
（ イ ）に協力するよう努めなければならない。
３．学校及び児童福祉施設は、（ ウ ）に対して、
児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなけれ
ばならない。
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①
ア．職務上関係
イ．調査研究
ウ．児童及び保護者及び地域住民
②
ア．職務上関係
イ．施策
ウ．児童及び保護者
③
ア．職務上関係
イ．施策
ウ．児童及び保護者及び地域住民
④
ア．関する専門的知識
イ．施策
ウ．児童及び保護者
⑤
ア．関する専門的知識
イ．調査研究
ウ．児童及び保護者
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≪解答≫
【問題１】５
【問題２】
（１）A．ウ B．オ
（２）C．ア D．イ
【問題３】②
（参考：NSK教採通信）
