生徒指導関連出題例
【問題１】
教育相談に関する事項について説明した文章として
適切でないものを、次の1～4の中から1つ選びなさ
い。（埼玉県）
１．教育相談と生徒指導の相違点としては、教育相
談は主に個に焦点を当て、面接や演習を通して個の
内面の変容を図ろうとするのに対して、生徒指導は
主に集団に焦点を当て、行事や特別活動などにおい
て、集団としての成果や変容を目指し、結果として
個の変容に至るところにある。
２．スクールソーシャルワーカーは、不登校を始め
とする児童生徒の問題行動の未然防止、早期発見・
早期対応等のために、児童生徒の悩みや不安を受け
止めて相談に当たり、関係機関と連携して必要な支
援をするための「心の専門家」である。
３．教育相談で用いる技法として、傾聴、受容、繰
り返し、明確化、質問、相談者の自己解決を促すこ
と等が「生徒指導提要」に示されている。
４．教育相談で活用できる手法等の一つにアサーシ
ョントレーニングがある。このトレーニングは、対
人し場面で自分の伝えたいことをしっかり伝えるた
めのトレーニングである。
【問題２】
「平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒
指導上の諸課題に関する調査」について」（平成29
年10月文部科学省初等中等教育局児童生徒課）にお
いて、いじめの態様の調査結果として正しいものを
次の1～4の中から選べ。（和歌山県）
１．いじめの態様としては、学校種を問わず、「仲
間はずれ、集団により無視される」がもっとも多か
った。
２．「金品をたかられる」は、中学校で約２割を占
めていた。
３．「パソコンや携帯電話で、ひぼう・中傷や嫌な
ことをされる」が占める構成比の割合がもっとも多
かったのは、高等学校であった。
４．「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたか
れたり、蹴られたりする」は、学校種を問わず１割
未満であった。
【問題３】
次は「生徒指導提要 第４節 児童生徒理科の資料と
その収集」の一部である。ア～ウにあてはまること
ばを、下のa～iからそれぞれ一つ選び、記号で記せ。
（山梨県）
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面接の際に重要なことは，（ア）の形成と傾聴の
姿勢です，話の内容によっては，批判したくなる場
合もありますが，共感的な態度で話を聴くことが大
切です。児童生徒は，面接者から怒られるのではな
いか，秘密を探られるのではないかなど不安な気持
ちで面接に臨むことが想定されます。（イ）で温か
い雰囲気，話の内容にかかわらず傾聴する姿勢は，
児童生徒の不安を和らげ，より的確な児童生徒理解
へとつながると考えられます。
実際に考えられる工夫として例えば，答えやすい
質問から徐々に答えにくい質問へと移っていくこと，
児童生徒の（ウ）のある話題を盛り込むことなどが
挙げられます。
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ａ．アイデンティティ
ｂ．ラポール
ｃ．強調的
ｄ．受容的
ｅ．コホート
ｆ．興味関心
ｇ．課題
ｈ．能動的
ｉ．パーソナリティ
≪解答≫
【問題１】２
【問題２】３
【問題３】
（ア）ｂ （イ）ｄ （ウ）ｆ
（参考：NSK教採通信）
