いじめ関連問題の最新出題例
-2016.2.19-
【問題1】
次は『いじめの防止等のための基本的な方針』(平成25年10月11日 文部科学大臣決定)からの出題である。次の各文のうち、この方針に書かれている内容として、誤っているもののみをすべて挙げているものはどれか。
1~5から1つ選べ。
1.いじめの早期発見は、いじめへの迅速な対処の前提であり、全ての大人が連携し、児童生徒のささいな変化に気付く力を高めることが必要である。このため、いじめは大人の目に付きにくい時間や場所で行われたりするなど、大人が気付きにくく判断しにくい形で行われることを認識し、ささいな兆候であっても、いじめではないかとの疑いを持って、早い段階から的確に関わりを持ち、いじめを隠したり軽視したりすることなく積極的にいじめを認知することが必要である。
2.いじめの問題への対応においては、学校や教育委員会においていじめる児童生徒に対して必要な教育上の指導を行うのではなく、警察や児童相談所等の関係機関にゆだねることが重要であることから、平素より、学校や学校の設置者と関係機関の担当者の窓口交換や連絡会議の開催など最優先して連携強化を図ることが必要である。
3.いじめの早期発見のため、学校や学校の設置者は、定期的なアンケート調査や教育相談の実施、電話相談窓口の周知等により、児童生徒がいじめを訴えやすい体制を整えるとともに、地域、家庭と連携して児童生徒を見守ることが必要である。
4.いじめがあることが確認された場合、学校は直ちに、いじめを受けた児童生徒やいじめ知らせてきた児童生徒の安全を確保し、いじめたとされる児童生徒に対して事情を確認した上で適切に指導する等、組織的な対応を行うことが必要である。
【問題2】
次の(1)~(3)は「いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針 ~子どもの「命」を守るために~」(平成24年9月5日・文部科学省)の「第1いじめの問題への対応強化」の一部を基にしたものである。
(ア)~(ウ)に当てはまるものa~fから選べ。(愛知県)
(1)
いじめが起きることを未然に防ぐため、日頃から、学校の教育活動において、社会性や規範意識、思いやりなど、子どもの豊かな( ア )を育むことが必要である。
学校・教育を主体としつつ、社会全体で子どもを守り、育てていくため、学校と家庭・地域が連携・協働できる体制づくり等をさらに推進する。また、家庭との連携を図るため、保護者等に向けた、いじめの問題に関する普及啓発を行う。
(2)
いじめは、「どの子どもにも、どの学校でも起こり得る」ものであるが、決して許されないことである。いじめの問題については、もとより、学校や教育委員会等において、しっかりと対応することが必要である。
このため、国においてこれまで示してきた、いじめの問題への基本的な考え方を改めて周知徹底するとともに、( イ )への研修等を通じ、さらなる理解増進を図る。
(3)
「いじめ」は犯罪行為に当たる可能性があるとの認識の下、( ウ )との連携を強化するとともに、福祉機関や民間団体等の関係機関と協力した取組を促進する。
a.人間性 b.個性 c.教員 d.保護者 e.警察 f.地域住民
※※※※正解※※※※
【問題1】2
【問題2】(ア)a(イ)c(ウ)e