『特別支援教育』最新出題問題紹介
-2015.8.14-
【問題1】
次のA~Cの文は、中央教育審議会「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支媛教育の推進(報告)」(平成24年7月)の一部である。空欄(①)~(④)にあてはまる最も適切な語を、あとの[語群]の中からそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。(山形県)
A 障害のある子どもが、その能力や(①)を最大限に伸ばし、自立し社会参加することができるよう、医療、保健、福祉、労働等との連携を強化し、社会全体の様々な機能を活用して、十分な教育が受けられるよう、障害のある子どもの教育の(②) を図ることが重要である。
B 障害のある子どもが、地域社会の中で積極的に活動し、その一員として豊かに生きることができるよう、地域の同世代の子どもや人々の(③)等を通して、地域での生活基盤を形成することが求められている。
C 特別支援教育に関連して、障害者理解を推進することにより、周囲の人々が、障害のある人や子どもと共に学び合い生きる中で(④)を確保しつつ社会の構成員としての基礎を作っていくことが重要である。
[語群] ア.家庭 イ.社会 ウ.共生 エ.学校教育 オ.協調性 カ.充実 キ.発展 ク.交流 ケ.可能性 コ.学び サ.個性 シ.公平性
【問題2】
次の1・2の特別支援教育に関する問いについて答えよ。(栃木県)
1.特別支緩教育については、学校教育法第81条第1項において以下のとおり示されている。文中の[1]、[2]にあてはまる最も適切な語句を,下のアからカのうちからそれぞれ一つずつ選べ。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校においては、次項各号のいずれかに該当する幼児、児童及び生徒その他教育上特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対し、文部科学大臣の定めるところにより、[1]による学習上又は生活上の困難を[2]するための教育を行うものとする。
ア.能力 イ.克服 ウ.障害 エ.環境 オ.解消 カ.援助
2.特別の支緩を必要とする児童生徒への指導として、最も適切であるものを下のアからエのうちから一つ選べ。
ア.個に応じた指導は、特別支援学級又は特別支援学校においてのみ行う。
イ.注意や叱責による指導を繰り返し行う。
ウ.できていることを認め、得意な面をうまく活用して自信を持たせる指導を行う。
エ.「わかった」「できた」という達成感や成就感を感じさせるために、苦手なことを特に重点的に指導する。
【問題3】
次のア~オは、「特別支援教育の推進について(通知)」 (平成19年4月文部科学省)で示された内容について述べたものである。正しいものを三つ選ぶとき、その組合せを解答群から一つ選び、番号で答えよ。(愛知県)
ア.障害のある生徒が、将来の進路を主体的に選択することができるよう、生徒の実態や進路希望等を的確に把握し、早い段階からの進路指導の充実を図ること。
イ.いじめや不登校などの生徒指導上の諸問題に対しては、幼児児童生徒のプライバシ一に関わるため、その背景に障害が関係している可能性があるか否かは問わず、表面に現れた現象を第一に考え、指導すること。
ウ.特別支援教育に関する支援員等の活用に当たっては、校内における活用の方針について十分検討し共通理解のもとに進めるとともに、支援員等が必要な知識なしに幼児児重生徒の支援に当たることのないよう、事前の研修等に配慮すること。
エ.障害のある幼児児童生徒の入学時や卒業時に学校間で連絡会を持つことは、ともすれば当該幼児児童生徒の障害の特徴や対応を固定的にとらえてしまう危険がある。そのため、事前に情報を得ることを避け、現在本人が抱えている困難に重点を置いた対応を心がける。
オ.障害のある幼児児童生徒と障害のない幼児児童生徒との交流及び共同学習は、障害のある幼児児童生徒の社会性や豊かな人間性を育む上で重要な役割を担っている。
[解答群]
1.ア、イ、ウ
2.ア、イ、エ
3.ア、イ、オ
4.ア、ウ、エ
5.ア、ウ、オ
6.ア、エ、オ
7.イ、ウ、エ
8.イ、ウ、オ
9.イ、エ、オ
10.ウ、エ、オ
◆◆◆正解◆◆◆
【問題1】①ケ ②カ ③ク ④シ
【問題2】1(1)ウ (2)イ
2.ウ
【問題3】5