「生徒指導提要」とその特色
-2015.2.5更新-
生徒指導は、学校がその教育目標を達成するための重要な機能の一つであり、子どもの人格の形成を図る上で大きな役割を担っています。
しかし、時代の変化に即して網羅的にまとめた基本書がなかったため、約30年ぶりに生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として取りまとめられたものです。
「生徒指導提要」の大きな特色は、
▽小学校から高校段階までの生徒指導の理論・考え方・実際の指導方法などについて、時代の変化に即して網羅的にまとめた基本書であること。
▽小学校での生徒指導についても対象ととらえて、必要に応じて学校段階別に内容を書き分けていること。
▽学校全体では生徒指導を進めるための指導体制の在り方や、学校による組織的対応、学校種間や学校間の連携、関係機関などとの連携について述べていること。
▽時代の変化により複雑化・多様化する児童生徒の様々な課題に対しては、児童生徒全体への指導と、個別の課題を抱える児童生徒への指導の基本的な考え方とに分け、それぞれの指導を進めながら、相互に関係させることで効果を上げるものであることについて述べていること。
▽多様な個別課題について指導・対応の基本的な在り方について記述している。中でも発達障害については、近年の学校の取り組みの状況を反映し、発達障害に関する理解と支援の在り方について述べていること。
▽チーム支援や連携と協働について述べていること
などです。