教育資料問題対策 重要教育資料入門【去年の出題例】
-2015.1.15更新-
最近の教職教養では、資料問題の比重が大変高くなっています。
特に教育時事の問題では、新しい資料による出題が大変多いですが、資料問題の傾向は変わりつつあります。
今後出題が予想される重要な資料について紹介・解説していきます。
『教育資料問題対策 重要教育資料入門』では、去年の試験で資料がどのように出題されたかを紹介します。
最近は出題される資料の種類が増えているので、資料に注目してください!
【問題1】次の文は平成24年8月中央教育審議会答申「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について」に示された、教員に求められる資質能力である。
文中の(a)~(c) にあてはまる語句の組合せとして、最も適当なものを選びなさい。(千葉県)
(Ⅰ)教職に対する責任感、(a)、 教職生活全体を通じて自主的に学び続ける力
(Ⅱ)専門職としての高度な知識・ 技能 ・教科や教職に関する高度な(b)・新たな学びを展開できる(c) ・教科指導、生徒指導、学級経営等を的確に実践できる力
(Ⅲ)総合的な人間力(豊かな人間性や社会性、コミュニケーション力、同僚とチームで対応する力、地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力)
①a.探究力b.専門的知識c.研究推進能力
②a.自立力b.事務処理能力c.研究推進能力
③a.探究力b.事務処理能力c.実践的指導力
④a.自立力b.事務処理能力c.実践的指導力
⑤a.探究力b.専門的知識c.実践的指導力
【問題2】次の文中の( )に適する語句を下の1~5から一つ選べ。(大分県)
「教育の情報化に関する手引」(平成22年10月文部科学省)「情報モラル」とは,「情報社会で適正に活動するための基となる考え方や態度」のことであり(小学校及び中学校の学習指導要領解説総則編及び道徳編),その範囲は,「他者への影響を考え,人権,知的財.産権など自他の権利を尊重し( )」, 「危険回避など情報を正しく安全に利用できること」,「コンピュータなどの情報機器の使用による健康とのかかわりを理解すること」など多岐にわたっている。
1.情報社会での行動に責任をもつこと
2.情報社会に積極的に参画する態度を持つこと
3.よりよい社会にするために貢献しようとすること
4.情報化の「影」の部分を理解すること
5.自分自身で的確に判断すること
【問題3】次の文は「暴力行為のない学校づくりについて(報告書)(平成23年7月 文部科学省)「2 早期発見、早期指導・対応の実際」の一部である。
文中の(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組合せを、1~5から選びなさい。(和歌山県)
暴力行為の加害児童生徒の中には、授業の内容が理解できず(A)となっており、学校生活に意義を見出せない者も少なくない。
教員としては、このような児童生徒の実態を的確につかみ、学習指導を一層工夫し、(B) という児童生徒の声に応えるように努力する必要がある。
また、暴力行為を起こす児童生徒を「困った児童生徒」と見るのではなく、学年相応の(C)が、身に付いていない、教えられていないなどの理由により、学校生活に適応できずに「困っている児童生徒である」というように見方を変えると、適切な社会的技能を学ぶ場を保障していくことも求められる。
1.A.学業不振B.「分かる授業 を」C.社会のルール
2.A.投げやりB.「安心できる場所を」C.集団適応力
3.A.学業不振B.「分かる授業を」C.社会的技能
4.A.投げやりB.「分かる授業を」C.社会的技能
5.A.投げやりB.「安心できる場所を」C.社会のルール
【問題4】次の各文は、文部科学省が平成24年4月27日に策定した「学校安全の推進に関する計画」に示されている内容である。
誤っているものはどれか。
1~ 5から選びなさい。(滋賀県)
1事件・事故災害に対し、自ら危険を予測し、回避するためには、日常生活においても状況を判断し、最善を尽くそうとする「主体的に行動する態度」を育成する教育が必要である。
2安全教育は、保健体育等の授業時間中に教科書などを使って系統的、計画的に行う機会がないので、総合的な学習の時間で実施する必要がある。
3中学生・高校生が加害者となる自転車事故が課題となきているため、自らの自転車の 乗り方が安全なのかを理解できるような、自己理解、自己評価型の教育を進める必要がある。
4学校においては、危険等発生時対処要領(危機管理マニュアル)を確実に作成し、それに沿った適切な対応ができるようにすることに加え、個々の児童生徒等の状況等に応じた臨機応変な指導にも留意する必要がある。
5障害のある児童生徒等については、一人一人の障害の種類や状態、教育的ニーズ、学校や地域の状況を把握することが重要であり、それらを踏まえて、安全に関する指導を実施する必要がある。
【問題5】次の各文のうち、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(平成25年5月文 部科学省)の中の子どもの読書活動の推進のための方策の内容として正しいものを○、誤っているものを×とした場合、正しい組合せはどれか。
1~5か ら一つ選べ。(大阪府
)
A子どもの自主的な読書活動を推進するためには、最も身近な存在である保護者が、子どもと共に読書の楽しさを分かち合い、読書に親しむことが有効である。
B学校図書館は、児童生徒にとって身近な場所であり、読書指導の場としての機能も備えていることから、子どもが質の高い読書活動を行う機会を提供する場所となり得る。このため、 図書館と学校図書館が連携・協力することが重要である。
C各教科等における学校図書館を活用した学習活動や、日々の読書指導の充実を図っていくためには、司書教諭や学校図書館担当職員(いわゆる学校司書)のみならず全ての教職員が連携し、学校全体で児童生徒の学習活動・読書活動を推進していく体制を整備することが重要である。
D小学校・中学校・高等学校等の各学校段階において、児童生徒が生涯にわたる読書習慣を身に付け、読書の幅を広げるため、読書の機会の拡充や図書の紹介、読書経験の共有により、様々な図書に触れる機会を確保することが重要である。
E学校図書館は、児童生徒のストレスの高まりや生徒指導上の諸問題に対応するための「心の居場所」としての機能を徐々に縮小し、児童生徒の学力向上 に向け、最新の書籍を揃えた学習施設や研究施設としての機能を強化することが重要である。
1.A○ B× C○ D× E×
2.A○ B○ C× D○ E×
3.A○ B× C× D× E○
4.A× B× C○ D× E○
5.A○ B○ C○ D○ E×
◆◆◆正解◆◆◆
【問題1】⑤
【問題2】1
【問題3】3
【問題4】2
【問題4】5