教員採用試験 「いじめ防止対策推進法」の出題例
-2014.11.19更新-
【問題1】
「いじめ防止対策推進法」(平成25年9月28日施行)の内容として適切でないものはどれか。(長野県)
①「いじめ」を「児童等*に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」と定義している。
(*学校に在籍する児童又は生徒)
②児童等に対していじめを禁止するとともに、その保護者に対してもその保護する児童等がいじめを行うことのないよう指導することを義務付けている。
③学校に対して「いじめ防止基本方針」の策定を義務付けている。
④学校が講ずべき基本的施策として道徳教育等の充実、早期発見のための措置、相談体制の整備、インターネットを通じて行われるいじめに対する対策の推進を定めている。
⑤学校に対して、当該学校の複数の教職員、心理、福祉等に関する専門的な知識を有する者その他の関係者により構成されるいじめの防止等の対策のための組織の設置を義務付けている。
【問題2】次の文は、平成25年6月公布(平成25年9月施行)された「いじめ防止対策推進法」の第1条(目的)である。
文中の(a)~(c) にあてはまる語句の組合せとして、最も適当なものを選びなさい。(千葉県)
第1条この法律は、いじめが、いじめを受けた児童等の(a)権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものであることに鑑み、児童等の(b) を保持するため、いじめの防止等(いじめの防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処をいう。以下同じ)のための対策に関し、(c)を定め、国及び地方公共団体等の責務を明らかにし、並びにいじめの防止等のための対策に関する基本的な方針の策定について定めるとともに、いじめの防止等のための対策の基本となる事項を定めることにより、いじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進することを目的とする。
①a.教育を受ける b.尊厳 c.基本理念
②a.教育を受ける b.権利 c.基本理念
③a.教育を受ける b.尊厳 c.指導方針
④a.健やかに生きる b.権利 c.指導方針
⑤a.健やかに生きる b.権利 c.基本理念
【問題3】平成25年9月28日に施行された「いじめ防止対策推進法」において、学校の設置者及び学校が講ずべき基本的施策として定めているものとして適切でないものは、次のうちどれか。(新潟県)
(1)インターネットを通じて行われるいじめに対する対策の推進
(2)道徳教育等の充実…
(3)相談体制の整備
(4)インターネット人権相談受付窓口の設置
(5)早期発見のための措置
◆◆◆正解◆◆◆
【問題1】② 【問題2】① 【問題3】(4)