公立の教員採用試験って、どんな試験をするの?(2次試験編)
今回は、2次試験の概要をご紹介します。
~~ 2次試験 ~~
①面接試験
【内容】
・教員としての資質や能力を、実際に会って評価する試験。
・受験教科や受験番号等で面接会場が割り当てられ、それぞれ違う
面接官が面接を行う。
【実施傾向】
人物評価を重視する傾向が年々高まっていて、面接試験が合否に大き
く影響してきています。自治体によっては、1次と2次の2度行う場
合もある。
②模擬授業
【内容】
・授業力を評価する試験。
・授業の目標や展開、教材、評価法、子どもとの関わり方などを総合的
に評価される。
【実施傾向】
全体の流れ等全体評価で見られますが、「展開部分をお願いします」
というように、特定箇所を指示されたり、その場合の対応能力をみら
れることもある。
③集団討論、集団活動
【内容】
集団の中での自己表現能力を試される試験。
【実施傾向】
協調性が重視され、 あるテーマについて5~6人で話し合いを行い、
その中での意見の出し方、受け答えの仕方等を評価される。
④実技試験
【内容】
・音楽、美術、体育、等各教科の実技試験が行われる。
・小学校の教員は、全教科の指導を行うため、実技科目として、ピア
ノの弾き語りやデッサン、水泳実技などが行われる。
・中学校、高等学校は、各科目ごとに教科担当として指導を行うため、
それぞれ高い専門技能が求めらる。
・英語においてはリスニング能力が試される。
【実施傾向】
・小学校教員の場合、ピアノを片手で弾いたり、水泳で途中で立って
しまっても合格したという事例はあるが、短期で簡単に習得できる
というものではないので、準備が必要。
・中高専門科目の担当教員の場合には、倍率が非常に高くなるため、
独学で準備するだけでなく、レッスンを受ける等の特別な対策を行
い高い技術力を身につける必要がある。
■その他
・その他合否の参考に適性検査を行う自治体がある。
・上記以外に、独自の試験を行う場合もある。