教員採用試験 PISAに関する出題例 (北海道)
次の文を読んで、各問いに答えなさい。
OECD生徒の学習到達度調査(PFSA※調査)は、[1]を評価するために、2000年から参加国が共同して国際的に開発し実施している調査であり、日本では、[2]が調査対象となっている。
2009年の調査(PISA2009)では、65か国・地域から約47万人の生徒が参加した。
問1
空欄1,2に当てはまる語句の組み合わせを選びなさい。
ア:1…算数・数学及び理科の教育到達度と学習環境条件等の関係がどうなっているか
2…義務教育修了段階の15歳児(高校一年生)
イ:1…知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるか
2…小学校教育修了段階の12歳児(中学一年生)
ウ:1…算数・数学及び理科の教育到達度と学習環境条件等の関係がどうなっているか
2…中等教育修了段階の18歳児
エ:1…知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるか
2…義務教育修了段階の15歳児(高校一年生)
オ:1…それまで身に付けてきた知識や技能を、どれだけ正確に記憶しているか
2…中等教育修了段階の18歳児
問2
2009年の調査(PISA2009)の調査結果に関する文部科学省の見解として適切なものの組み合わせを選びなさい。
①我が国の読解力、科学的リテラシーは、国際的に見て「下位グループ」にある。
②読解力については、必要な情報を見つけ出し取り出すことは得意だが、それらの関係性を理解して解釈したり、自らの知識や経験と結び付けたりすることがやや苦手である。
③読解力を中心に我が国の生徒の学力は改善傾向にある。
しかしながら、トップレベルの国々と比べると下位層が多い。
④読書活動について肯定的に回答した生徒の割合は、2000年の調査から大幅に減少しており、ほとんどの項目でOECD平均よりも低い。
ア:①② イ:①③ ウ:②③ エ:②④ オ:③④
答え:問1-エ 問2-ウ