教員採用試験 PISAに関する出題例 (高知県)
OECD(経済協力開発機構)が2009年(平成21年)に実施したPISA調査(生徒の学習到達度調査)の調査結果が2010年12月に公表された。
その結果に関する日本の生徒についての記述として正しいものを、次の1~5から一つ選びなさい。
1,数学的リテラシーは2006年調査より大幅に下降し、OECD平均とほぼ同じの中位グループに位置しており、トップレベルの国々とは非常に大きな差がある。
2,数学的リテラシー及び読解力、科学的リテラシーはいずれも2006年調査から下位層が増加し、上位層が減少しており、読解力を中心に学力はますます低下する傾向にある。
3,生徒に対する質問紙調査から、2000年調査時点に比べると、読書に取り組む姿勢は消極的になってきたが、諸外国に比べると読書に親しむ生徒が多い方だと言える。
4,読解力は2006年調査と比べて、平均得点が統計的に有意に上昇し、2000年調査と同水準(上位グループ)まで回復した。
5,読解力は、必要な情報を見つけ出し取り出すことは苦手だが、それらの関係性を理解して解釈したり、自らの知識や経験と結び付けたりすることは得意である。
答え:4