2014年度 教員採用試験 生徒指導提要出題例 (大阪府)
次の各文は、文部科学省の生徒指導提要やいじめに関する総合的な取組方針、対応マニュアル・事例集(学校・教員向け)及び通知の一部である。
内容として誤っているものはどれか。
1~5から一つ選べ。
1,いじめは、いじめる側といじめられる側という二者関係だけで成立しているのではなく、「観衆」としてはやし立てたり面白がったりする存在や、周辺で暗黙の了解を与えている「傍観者」の存在によって成り立つのです。<生徒指導提要(平成22年3月)>
2,いじめは、「どの子どもにも、どの学校でも起こり得る」ものであるが、決して許されないことである。
いじめの問題については、もとより、学校や教育委員会等において、しっかりと対応することが必要である。
<いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針(平成24年9月5日)>
3,担任は、いじめを把握したら、自らの指導方針に基づき対応を進めます。
また、いじめられている児童生徒には「必ず解決する」という担任の意思を伝え、まず加害者を特定し、すぐに謝罪させることで早期解決に努めます。
<生徒指導提要(平成22年3月)>
4,いじめ事案の中でも、特に、いじめられている児童生徒の生命又は身体の安全が脅かされているような場合には、直ちに警察に通報することが必要であること。
<犯罪行為として取り扱われるべきと認められているいじめ事案に関する警察への相談・通報について(平成24年11月2日)>
5,情報モラル教育については、学校全体で取り組むことが必要であり、指導に当たっては、それぞれの教員が、インターネット等に関する知識や「ネット上のいじめ」の実態を理解し、児童生徒へ情報モラルに関する指導の向上を図ることが重要です。
<「ネット上のいじめ」に関する対応マニュアル・事例集(学校・教員向け)(平成20年11月)>
答え:3