試験内容を確認しよう。
今回は、
教員採用試験の試験内容についてまとめてみました。
今年初めて受験する方はもちろん、
受験経験のある方も、
ここでもう一度確認していきましょう!
●筆記試験●
ほとんどの都道府県で
・教職教養
・一般教養
・専門教養
の筆記試験を行っています。
都道府県によっては、
一般教養を実施していないところもありますが、
教職教養の中で一般教養の範囲の問題が出されていることもあるので、
上記の3つは必須科目と言えます。
【教職教養】
こちらは、
教師として身に付けていなければならない
「教育」についての教養を問うものです。
内容は、
教育原理
教育心理
教育法規
教育史
の4つに分類できます。
【一般教養】
一般教養は、
人文科学(国語・英語・歴史・地理・倫理思想・芸術)
社会科学(政治・経済・時事)
自然科学(環境科学・数学・物理・科学・生物・地学)
といったあらゆる分野から出題されます。
また、近年では、地域性の問われる
ローカル問題が出題されるところも増えてきています。
【専門科目】
それぞれの専門教科について問うもの。
こちらは、その教科全般について出題されます。
また、それに加えて、
その教科の指導方法についての問題も出題されます。
●面接試験●
最近では1次試験と2次試験の両方で実施される場合が多くなっています。
個人面接
集団面接
集団討論
模擬授業 など
さまざまな形態があります。
●論作文試験●
論作文試験は、ほとんどの都道府県で実施されています。
実施時期は各自治体によって異なってきます。
課せられる文字数も800字から2000字と、
自治体によって差があり、
試験時間もまちまちで、
面接の空き時間を使って試験を実施するところ、
論作文のための時間を設けて実施するところもあります。
自治体によっては、
論作文を各自試験日までに仕上げておいて、
当日提出のみ、といったところもあります。
参考までに、平成24年に実施された、
関東圏・関西圏の一次試験の科目について記載します。
まだ志望県を決めかねている方は、チェックしてみてくださいね。
●関東圏●
【茨城県】教職教養・一般教養・専門教養・実技
【栃木県】教職教養・一般教養・専門教養・集団討論
【群馬県】教職教養・一般教養・専門教養・論文
【埼玉県】教職教養・一般教養・専門教養・面接
(高校の場合は、これに加えて論文・実技があります。)
【千葉県・千葉市】教職教養・一般教養・専門教養・論文・実技
【東京都】教職教養・専門教養・論文
【神奈川県・横浜市】教職教養・一般教養・専門教養・論文
【相模原市】教職教養・一般教養・専門教養・論文
【川崎市】教職教養・一般教養・専門教養・論文・面接・集団討論
●関西圏●
【滋賀県】教職教養・一般教養・専門教養・論文・面接・適性検査
【京都府】教職教養・一般教養・専門教養・論文・面接
【京都市】教職教養・一般教養・専門教養・面接
(中高はこれに加えて実技があります。)
【大阪府・大阪市】教職教養・一般教養・面接
【堺市】教職教養・一般教養・専門教養・実技・面接
【兵庫県】一般教養・専門教養
【神戸市】教職教養・一般教養・専門教養・面接
(中高の一部では実技があるところもあります。)
【奈良県】教職教養・一般教養・専門教養・面接
(中高の一部では実技があるところもあります。)
【和歌山県】一般教養・専門教養・面接
(小学校特別支援では論文が追加されます。)
志望地域に該当しないかた、ごめんなさい。
これを機会に、志望県の試験科目を調べてみてくださいね!